ビルマの輸送機関と
その周辺
バス編
ビルマの路線バス「ラインガー」
ヤンゴンの市バス
  ・「マタタ」による統轄
  ・「タンミャンドゥー」による統轄
  ・運賃
  ・従業員の賃金とその生活
長距離バス

外国人料金
ヤンゴンの市内バス

   市内の路線バス(ライン・ガー)として使用されている車両には大小いろいろなタイプのものがあり、これらを大雑把に分類すると次のようになります。

  1. 植民地時代に持ち込まれた旧式の改造バス
  2. 日本製あるいは韓国製の大型バス
  3. ミニバス
  4. エアコン・バス
  5. 小型トラック(トヨタのダイナなど)からの改造バス
  6. 1トンピックアップトラック(トヨタのハイラックスなど)からの改造バス
「1」の旧式バスの車内。

   「1」はもともと貨物輸送用としてイギリスが持ち込んだアメリカ製のトラック。それを改造して、現在に至るまでの50年以上もの間、ヤンゴン市内を走っています。木製の車内が実にシンプルなこのバスは依然として台数も多く、主力として大活躍しています。

   「2」はHINOあるいはDAEWOOなどの大型バス。

   「3」は主に日本製。特に60年代以降に行われた「4工業プロジェクト」という援助の一環で導入された日野自動車の「BM」あるいは「AM」というタイプが多いようです。


    「4」は三年ほど前から導入されたもので、これ以外のバスにエアコンの装備はありません。主に日本の市バスの中古で、川崎市や名古屋市などでの役目を終えたものが400万チャットほど(1999年現在)で売買され、右側通行用に改造されて使われています。
1トンピックアップトラックを改造したラインガー。上部の丸いパネルの中にはビルマ文字で「路線」番号が記載されている。

   「5」や「6」は、タイなどでもよく見かける後部の荷台に屋根と座席をつけて改造したもの。ビルマ語ではバスのことを「バスカー」と言いますが、こうした改造バスはもともと「バス」でない車を改造したものなので、バスカーとは言いません。よってその名称は単に「ラインガー」です。なお「6」の場合には、「アミャインゲー(小型高速車)」とも言います。

   以上のようなさまざまなタイプの市内バスには、国営、民営、軍関係の経営などがあり、鉄道運輸省路線運輸行政局の管轄下で運営されています。国営の場合は管轄当局による組織的運営が行われていますが、民営の場合はバスのオーナーによる個人経営が一般的。つまりこの国における民間の市内バス業界は、会社組織ではなく、ある程度の財力と人脈を持つ個人で構成されているのです。そんな民営バスの運営を直接統轄しているのが「マタタ」と軍関係の「タンミャンドゥー」というふたつの公的機関です。

ビデオコーナー
                     (※対応
●ヤンゴンの市バス       (画面をクリック↓)

の方はこちら
※再生できない場合は
こちら

戻る  次へ 

Real Playerのダウンロードはこちら
Media Playerのダウンロードはこちら
Get Windows Media Player