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  報告・・・「心に響く音色」公演 2002年6月2日(日) 

  在日ビルマ人が主体となって開催される公演には、本国ビルマのためのチャリティーを目的としたものが少なくありません。「心に響く音色」と題された今回の公演もそのひとつ。ビルマには、映画界の重鎮ウ・トゥカ監督が会長を務める「ヤンゴン葬儀援助協会」という組織があります。これは、経済的に葬式を行なうことのできない人を援助するための団体。仏教徒を対象として、協会が葬儀費用を負担します。今回の公演は、こうした活動に対するチャリティー公演。収益は同協会に寄付されます。

  この日ステージで披露されたのは、30年ほど前の流行歌を中心としたビルマ歌謡の名曲。当時ラジオを通じてヒットした曲を29曲、11名の歌い手たちが途中5分ほどの休憩をはさんで、たっぷり3時間以上聴かせてくれました。バックの楽団は、ピアノのトゥンエーヌエ氏とバイオリンのミンテイン氏を中心に、在日ビルマ人舞踊団ミンガラードーから3名の打楽器奏者と1名のキーボード奏者を合わせた6人編成。5月に行なわれたニニウィンシュエ公演における中心メンバーです。今回の公演では、特にサウンド面でのバランスの良さが印象的。これが演奏全体を引き締め、ひとつの聴きどころともなっていました。 

日時=6月2日(日) 17:30
場所=南大塚ホール(JR大塚駅南口歩5分)
出演=トゥンエーヌエ(ピアノ)、ミンテイン(バイオリン)、ミンガラードー舞踊団(演奏、舞踊協力)
料金=1200円
問合せ=090-4826-4300、090-7816-7245、090-4264-1281

  報告・・・「ニニウィンシュエ来日公演」 2002年5月4日(土)

   ビルマポップスの中でもとりわけ魅力的なのは、「ミャンマー・タンズィン」と言われる伝統的なビルマ風メロディー(こちらを参照)。その若手歌手として、ナンバーワンの実力を誇るニニウィンシュエが来日。その力強く張りのある歌声は、卓越した歌唱力、といった表現ではあらわしきれないほどの魅力に満ち溢れています。

  人気実力共に兼ね備えたニニウィンシュエ。そんな彼女も実は現在アメリカ在住。ただ本国ビルマのミュージックテープ屋では、以前リリースしたアルバムが数多く売られており、人気の方はまだまだ衰えぬといったところです。やはり良いものは良いということでしょう。
  今回の初来日ステージでは、在日ビルマ人のピアノ奏者ト・トゥンエーヌエ氏とバイオリン奏者・ミンテイン氏という名手が参加したことでバックの演奏にビルマ的魅力がさらに加わり、ニニウィンシュエの迫力ある歌唱を盛りたてました。

日時=5月4日(土)19時〜21時
場所=SUNNY HALL 3F
    (日暮里駅から徒歩1分)
演奏=ミンガラードー舞踊団、Black Rose、サンダヤー・トゥンエーヌエ
入場料=3000円

報告・・・「名古屋ダヂャン」 2002年5月5日(日)

   ダヂャンは東京だけではありません。名古屋でもすっかり恒例となってきました。在日ビルマ人の規模は首都圏がダントツですが、それに続く日本第2のビルマ人都市・名古屋でのダヂャンが、昨年に引き続いて「鶴舞公園」で開催されます。
   市内の中心部に位置するこの公園は、緑豊かで交通も便も良く、ダヂャン会場にはもってこいのゆったりとした場所。在京ビルマ人も大型バスでツアーを組んで参加。当日は実際に「水かけ」があり、東京の中野ダヂャンではできないだけに、これが名古屋ダヂャンならでは醍醐味となっています。

日時=5月5日(日) 11時〜16時半
場所=鶴舞公園(JR「鶴舞」駅下車)
出演=ミンガラードー舞踊団、
    Black Rose&Men R〜S他
主催=ビルマ民主化同盟

問合せ=03-3916-4996(東京)、
      052-681-2635(名古屋)

報告・・・「ダヂャン(水祭り)」2002年4月14日(日)

   ビルマでは4月がお正月にあたります。ビルマ人が最も楽しみとしてるこの年中行事をダヂャン(水祭り)といい、盛大な祭りが各地で開催されます。日本でも、在日ビルマ人によって、この祭りが東京や名古屋で開かれるようになり、すっかり恒例となりました。

   JR中野駅前広場の自転車置き場拡張によって、ダヂャン会場が狭くなるという懸念が持たれていましたが、結局当日は、例年どおりの規模で開催。天気の良さもあって大勢のビルマ人が集まった東京ダヂャンは、今年も大盛況でした。

日時=4月14日(日)11時〜18時
場所=中野駅前広場(JR中野駅北口)
入場料=1000円
主催=ビルマ民主化同盟

報告・・・「ミンガラードー公演」 2002年3月10日(日)

   結成10周年を向かえる在日ビルマ人舞踊団の「ミンガラードー」。今年初の公演が、おなじみの南大塚ホールで開催されました。「めでたい水祭り」と銘打つ今回の公演で、訪れたお客さんたちはひと足早くダヂャンの雰囲気を楽しむことができたようです。

日時=3月10日(日)18時45分〜20時45分(定刻どおりの公演でした!)
場所=南大塚ホール(JR大塚駅南口歩5分)・・・地図
入場料=1500円

内容=女性による水祭りの踊り、男性を中心にしたダイナミックな踊り、少数民族カレン族の踊り、竪琴の演奏、アニェイン(女性の民族舞踊と掛合い漫才)、ナパートゥワー(男女ペアの踊り)、タンヂャッ(囃子唄)など

報告・・・「メースウィ来日公演」 2001年11月4日(日)

   ビルマ・ポップス界の女王メースウィの来日公演が目黒区民センターで行われました。この国の女性ポップス歌謡は、メースウィ抜きに語ることは決してできません。幅広い歌唱力を備えたメースウィの歌声には、ビルマ・ポップスの魅力が凝縮されていると言っていいでしょう。

(来日公演の宣伝ポスター)
 メースウィ日本単独公演 
ピアノ演奏:サンダヤー・トゥンエーヌエ

バンド演奏:BLACK ROSE
日時:2001年11月4日(日)  
        17:00〜20:30

場所:目黒区民センター
入場料:3000円

   しかし、そんな彼女は現在アメリカ在住。彼女の穴を埋められるほどの女性歌手は、いまのところ本国のポップス界には存在しません。目下、本国で人気No1と言われる女性歌手にしても、その魅力を比較した場合、とりわけ歌唱力という点で言えば、まったく問題外。そういった意味でも、今回アメリカから来日するメースウィの公演は、ビルマ・ポップスの魅力を知る絶好の機会。アジア歌謡に関心のある方やビルマ好きならずとも一聴の価値があるでしょう。

   ただ、今回の公演は、率直なところ「女王」にふさわしい環境では決してなかったと言っていいでしょう。日本での滞在期間はわずか1週間。なんと公演前日に日本へ到着。伝統歌謡とポップスの2部構成からなる公演の演奏は在日ビルマ人の楽団やロックバンドが担当するのですが、問題は彼らとメースウィとの事前の音合わせ。これをたった1日間で済まさなければならない。伝統歌謡の演奏を担当するミンガラード楽団とは公演前日に、ポップスを担当するロックバンドのBLACK ROSEとは当日の午前中に、それぞれ1回づつの練習とという急ごしらえ。普通の大物歌手ならば、怒り出してしまい、公演をキャンセルしてもおかしくないような日程。しかし、ビルマ人歌手の場合、どんなに大物でも海外公演が容易でない事を彼女は充分に承知しています。公演当日、バックの演奏をリードしながら歌い、ステージを作り上げていくメースウィ。満足できるものを観客たちに観せられないことのもどかしさを一番強く感じている彼女は、曲の合間に観客たちにその思いを語りました。1曲目から大いに盛り上がっていた観客たちは静まり、話に耳を傾けます。そしてメースウィは言いました。「でも私は、海外に住むビルマの人たちが私の歌を聞きたいという限り、どこへでも行き、歌を歌います。」彼女の海外公演にとって一番大切なことは、大物歌手に見合う待遇ではなく、自分の歌声で海外に住むビルマ人を元気づけ、和ませること。アメリカ在住となっても、メースウィの歌手としての姿勢は、ビルマ時代と変わりはありませんでした。

来日ステージ

   日本人から観れば、事情がわからないだけに、ややしまりのない公演と感じるかもしれません。伝え知るところでは、途中で「耐えられない」と言って席を立ってしまった日本人客もいたそうです春田氏のHP『恋するアジア』の「つれづれ小腹立ち日記」の11月6日を参照。しかし、大いに盛り上がっていた在日ビルマ人たちにとっては、「楽しい」だけではなく、国を離れ帰るに帰れない祖国への思いをつづった曲をエンディングとしたこの公演は、心に響く感動的なものでもあったようです。

   ※歌手メースウィについてのプロフィールなどの詳細はこちら(ディスコグラフィあり)

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