■カタカナ表記についての基本的な考え方

ビルマ語に限らず外国語は、日本語にない発音を含んでおり、音韻構造が異なりますから、正確にカタカナ表記することは不可能です。それを無理やり表記しようとすると、かえって不正確な表記となってしまい、それだけでなくそもそも「読み方がわからない」という、本末転倒の結果になってしまいます。したがって、このウェブサイトにおけるカタカナ表記は、日本語の音韻体系の範囲内で表記が不可な場合、無理をして細かいニュアンスをあらわそうとせず、「誰もが読めるカタカナ表記」にすることを原則とします。

例えば、日本のカタカナでは区別できない「テー」は、ビルマ語では18種類あります。この18種類の異なる「テー」を実際にお聴きになれば、これらを無理に区別しようとして「テェ」といったような表記をすることに意味がないことがよくわかるでしょう。