スープは、ヒン(カレー風煮込み)を注文すれば、サービスとして出される。

ビルマには辛いもの好きの人も少なくありませんが、いわゆる激辛スープはそれほど一般的ではないようです。したがって、タイのトムヤムクンにあたるようなものは、あまり見かけません。基本的にあるのは、「チンイェーヒン」という酸っぱいスープと「ヒンヂョー」又は「ヒンガー」という酸味や辛味のないスープです。材料としては、ブーディーなどの野菜類、豆類、魚、チャーザン(はるさめ風の麺)などが使われます。なお、ヒンヂョーは直訳すると「甘いスープ」。この「ヂョー(またはチョー)」という言葉は日本語の「甘い」に当たります。しかし、スープ自体は決して甘くありません。ビルマ料理は、その特徴として、砂糖などの糖分を使った「甘い味付けが少ない」ということが言えます。代表的麺料理のひとつ「オンノカウスエ」にはまろやかな甘味がありますが、これはむしろ例外でしょう。そんなビルマ料理では、「甘い」つまり「チョー(またはヂョー)」という言葉は、「辛くない」、「酸っぱくない」、「うま味がある」といった意味で使われることが多いようです。日本の場合で言えば、「甘塩」、「甘鮭」といった言い方がニュアンス的に近いでしょうか。

  では、以上のようなビルマ料理は、どういった店で食べられるのでしょうか。