以上のような形で運営されている市内バスの運賃は、公共料金として当局の許可によって決定されます。現在の運賃はエアコンバスの場合で20チャット。それ以外については、車両の大きさや型に関わらず一律5~20チャット。数年前まで1チャットだった最低運賃は、4年前の値上げにより現在の額となっています。値上げは、各統轄機関からの申請を受けて当局が決定し、それを受けてすべて(国営、マタタ、タンミャンドゥー)の配下にあるバスが一斉に改定を行います。こうして定められる運賃は、ひとつのラインに対するものなので、ふたつにまたがって連続運行するバスの場合、ひとつめのラインの終点から新たな運賃が発生することになります。郊外へ向かうバスには、終点からさらにその先の区域へ連続運行する場合があり、その際、たいてい5チャットが加算されます。なお、夜間運賃については、18時以降がその対象となり、当局の許可により通常の2倍となります。