知られざる偉人~ウ・チョーディン

東南アジアサッカー選手権で熱烈に応援するサポーター (THE MYANMAR TIMES 2009年1月14日刊より)

ミャンマーの国技は何ですか。ビルマ人にそう訊ねると、思いのほかいろいろな答えが返ってきます。チンロン(蹴鞠)を筆頭に、フレーローピャインブエ(ボートレース)、チェッタウンヤイッ(バドミントン)、ウーシュー(武術太極拳)、ボロンブエ(サッカー)、ショーダイン(棒登り)などなど。国技は、世界の大部分の国において、法令ではなく慣例に基づいているので、国によってはひとつに絞り込ない場合もあるでしょう。ミャンマーはまさにそうした国のひとつで、国技に対する人々の認識には割と幅があるようです。インターネットのフリー百科事典ウィキペディアには、「ラウェイ(ビルマ式キックボクシング)」が国技と記されています。しかし、このような認識は、実際ミャンマーにおいてはかなりの少数派ですから、あえて挙げるならば、比較的多数派の「チンロン」の方が妥当でしょう。そして、国民的な人気の「サッカー」も、国技級のスポーツといえます。