マタタと並ぶもうひとつのライン統轄機関「タンミャンドゥー」(意味は「強く素早い者」)は、国防省再配置監督局(退役軍人への安定した配置先を割り振る機関)によって設置されたもので、その目的は、肢体不自由となった兵士への生活保障基金を集めることとなっています。ここでは退役軍人が、ライン統轄だけではなく、バスの運行を含めた全般的な業務の運営を行っています。このように、マタタ(民営バスが対象の統轄機関)とは性質が異なりますが、民間のバスもここのラインに参入することは可能です。また現在、新規のライン開設申請は主にこのタンミャンドゥーが行っているため、むしろ民営バスにとってのライン参入はこちらの方が中心となっています。ただし、もともとのところは軍関係者を対象とする機関なので、民間がライン参入を果たしても、燃料配給はありません。