※1チャット=実勢レート約0.8円(公定は約20円)
セイッカリーザーヒン(挽肉マトンの煮込み)=100チャット
タイェッティードウッ(マンゴーの和えもの)=50~75チャット
チェターヂョードウッ(揚げ鶏の和えもの)=200チャット
白飯=20チャット
バズンヂンドウッ(発酵エビの和えもの)=75チャット
瓶ペプシ=25チャット
バズンドウッヒン(大エビのカレー風煮込み)=700~900チャット
ラペッイェー(紅茶)=10~15チャット
モヒンガー=20チャット
ヤンゴンの市バス=2チャットから5チャットへ値上げ
バンコクーヤンゴン便(UB)=6630バーツ
8月 (သြဂုတ်လ)
アメリカによる経済制裁が開始され、外国企業の撤退が始まりました。しかし前年が観光年だったことから、この時期、外国人宿泊可のホテルやゲストハウスが数多く創業し、ヤンゴン市内には既に60以上の宿泊施設がありました。主なところのスタンダードのシングルルーム料金は以下の通り。(値引き前の規定料金)
●ホワイトハウス 8ドル(※エコノミー)
●YMCA 8ドル(※エコノミー)
●ザーチーウィン 16ドル
●ヤンゴンゲストハウス 15ドル
●オーロラホテル 25ドル
●タマダホテル 60ドル
●セントラルホテル 60ドル
●トレイダーズホテル 90ドル
●サミットパークビュー 140ドル
●セドナホテル 200ドル
●ストランドホテル 48ドル(旧館)、225ドル(新館)
前年訪れた際、労働省運営の格安食堂だったところ(※参照)は、有名ハンバーガー店のロゴを模した店舗に様変わり。経済制裁下では、半鎖国体制時代以上にこのような模倣店が所々に出現。
「テイッディシン」は、当時ヤンゴンで最高級のミャンマー料理店。店内はとても広くて清潔。他店よりはやや高めだが、なにしろ味が良く、外国人にも評判が良かった。
元々ヤンゴンの外食産業において、ある程度の規模を備えた店舗を構えて営まれている料理店としては、中華料理店が最も多く、次にチッティ料理店と言われる土着化したインド料理店が続き、ミャンマー料理店は3番手であまり多くなかった。90年代の当時、何軒か有名なミャンマー料理店はあったが、いずれも庶民的な雰囲気の店であった。そうした中で、この「テイッディシン」の存在は際立っており、肩を並べられたのは、アウンサン将軍の旧執務室を店舗とした「ハウスオブメモリー」くらいだろう。
なお、この店では酒類は提供しておらず、それは店の看板に「ミャンマー・タミンザイン(မြန်မာထမင်းဆိုင်)」と記されていることからわかる。「ミャンマー料理店」に相当するビルマ語には「ミャンマー・サータウッサイン(မြန်မာစားသောက်ဆိုင်)」と「ミャンマー・タミンザイン」とがあるが、直訳すると前者は「ミャンマー飲食店」、後者は「ミャンマー飯屋」。酒類が飲める店ならば「飲食店」となる。
残念ながら名店「テイッディシン」は2010年代に閉店。
メイッティーラ (မိတ္ထီလာ)
12月 (ဒီဇင်ဘာ)
ミャンマーで有名な小説に「血の絆」という日本人を主人公とする作品があります。
戦後初の日本・ミャンマー合作映画として、この小説が映画化されることとなり、そのPRの一環で立ち上げられたウェブサイトでミャンマーの歌手を紹介することとなりました。
取り上げた歌手は、サインティーサイン、メースウィ、レーピュー、ミミウィンペー、ポーダーリーテインタン、ヤンアウン。そのうちの何人かにインタビューをしました。なお、ヤンアウンは俳優ですが、当時、コンサートやアルバムも出していたのでトップスターとして取り上げました。
ヤンゴン (ရန်ကုန်)
国民的歌手サインティーサイン宅を訪れた際、何も知らずに初めて食べた一品。
「なぜお茶請けに豚肉が・・・?」と違和感を覚えつつ、旨そうだったので一口パクリ。
「オオッ!」と思わず、声をあげてしまった。美味い不味いではなく、まさに不意打ち。焼き豚だと思って食べたので、かなりのギャップが。。。人間の味覚は、心の持ちように左右されることを実感。
ということで、これは「ガピョーサヌインマキン」というバナナが主な原料のビルマの伝統菓子。サインティーサインの奥様から、あらためてお菓子であることを伺った上で食べてみたところ、実に美味しかった。ほのかな酸味と自然な甘さが絶妙な一種のウェットケーキ。大スター宅での、忘れられない食文化体験。