ビルマ語は、同じことを意味する単語がたくさんあります。まず歌や音楽に相当する単語としては、以下があります。 タチン(သီချင်း)、テー(တေး)、ギータ(ဂီတ) そしてこれらを組み合わせて、テータチン、テーギータという言い方もあります。 本文の中では、「カーラボー」という古い大衆歌謡が登場します。これは「カーラボー・タチン」といったり「カーラボー・テー」と言ったりします。あるいは「カーラボー・テータチン」ということもあり得ます。このあたりの用語における「歌」あるいは「歌謡」に相当する部分については、いろいろあり得ますが、ここではすべて「テー」に統一しました。 以上を踏まえて、大衆歌謡は以下の新旧の二つ(①が旧、②が新)に分類できます。 ①カーラボー歌謡(カーラボー・テー)②ステレオ歌謡(スティリヨ・テー) ①は、おおよそ1941年くらいを境にさらに二つに分類できます。 1)キッハウン歌(キッハウン・テー)2)フナウンキッ歌(フナウンキッ・テー) ②は、キッポー歌謡(キッポー・テー)とも言いますが、単純に別名ではない違いがあります。その詳細は、本文をご覧ください。 ←「小史①」へ FacebookXCopy