日本にあるミャンマー料理店へいくと、ミャンマーの主な料理が楽しめます。メニューにはモヒンガー、チェターヒン、タミンヂョーなどなど。これらを本場ミャンマーのミャンマー料理店で注文してみましょう。するとたいていの場合、モヒンガーとタミンヂョーは「ない」と言われてしまいます。そういえば外国にある「日本料理店」でも、寿司と天丼と鉄板焼きとが同時に食べられることは、さほど珍しくありません。日本のミャンマー料理店もそれと同じこと。ということで、ミャンマーの料理店事情をちょっと探ってみましょう。
ミャンマーでは、ミャンマー料理と並んで、中華料理とインド料理がかなり一般的な料理として飲食店で食べられます。ちょっとした町ならば、専門の料理店がたいていあるようです。特に中華料理店の数は多く、国内第二の都市マンダレーでは、ミャンマー料理店を圧倒するほどです。そんな中華料理の中にはミャンマー風のアレンジがほどこされたものもあり興味は尽きません。しかしここではミャンマー料理にしぼって、何がどういった店で食べられるかについてを見ていきます。
ビルマ語では店のことを「サイン(又はザイン)」といいます。立派な店構えのものから簡易な露店まで様々ですが、ミャンマー料理が食べられる店は、品目によっておおよそ次のとおりになります。
- 料理店(※サータウッサインあるいはタミンザイン)など
- 居酒屋(アイェッサイン)
- 喫茶店(ラペイェーザイン)
- そば屋(モヒンガーザイン)
- 揚げもの屋(アチョーザイン)
- 和えもの屋(アトウッサイン)
※サータウッサインは「飲食店」、タミンザインは「飯屋」という意味
では、これらの店について、それぞれの大雑把な内容を次に記します。