2009年5月に行われた「孤児救済の映画と音楽のショー」の第2弾です。
前回同様、ビルマ南部のベイッ市にある孤児院支援のためのチャリティ公演です。多民族国家ビルマの多様性は、在日ビルマ人社会にも反映されており、都内には、民族や宗教などを拠り所として、いくつかの団体が結成されています。そのうちのひとつに、ビルマ南部の町ベイッ出身者の組織があります。今回の公演は、この組織による企画。来日メンバーにおける中心的存在のスター女優メータンヌは、ベイッの出身者なのです。
とにかく今回の公演は、すべてのおいて、大規模。まず来日するスターたちは、総勢12名。公演時間は、途中の休憩(1時間)を差し引いて、正味6時間。ショーの内容は、音楽とアニェイン(コメディと舞踊を盛り込んだ伝統芸能)による2部構成。ビルマの大衆文化は、時に、ビルマ料理の「アトウッ(和えもの)」に例えることができます。いろいろな食材を手でこねて和える「アトウッ」。単品ではなく、とにかくいろいろなものを混ぜ込んで楽しむ、という点で、今回の公演は実にビルマ的な公演と言えるでしょう。
出演は、アーザーニー、ゾーパイン、アウンナイン、ウェリアン、メータンヌ、チョーヤダナー、キンカウンなど。伝統舞踊からヒップホップまでを混ぜ込んだビルマ的一大娯楽ショーです。
日 時 | 2010年9月20日(月)14:30~21:30(途中1時間休憩) |
会 場 | みらい座いけぶくろ(豊島公会堂) ※地図はこちら 東京都豊島区東池袋1-19-1 |
出 演 | 《歌手》 アーザーニー、ゾーパイン、アウンナイン、ウェリアン、エンカイラー 《演奏》ゼーヤーミン 《アニェイン》 メータンヌ、チョーヤダナー、キンカウン、クタイッ、デインダウンなど |
入場料 | 6000円 |
問合せ | 090-9345-8850、080-5689-6148、080-4325-3754 |
(告知文より)
これがミャンマー(ビルマ)の現実だ!
2005年5月、サイクロン・ナルギスがミャンマーを襲った。15万人ものの命が失われた。被災者は250万人。なぜこれほどまでに被害が拡大し、悲劇を生んだのか?
ミャンマーのエヤーワディー(イラワジ)管区、サイクロン・ナルギスに襲われた被災者たちが実際に体験した恐怖や悲嘆を、人々の暮らしぶりや社会のありようをふまえて描いた映画です。この映画を通じてミャンマーのありのままの姿を知っていただきたいと願っております。上映に際してご協力いただいた寄付金は、関係団体に託し、被災地域の再建に役立てます。
(告知文より)
日本でビルマ文化に触れる。
竪琴演奏、舞踊鑑賞、舞踊体験、操り人形劇、民族衣装ショー、ビルマ語会話、伝統化粧体験、チンロン(セパタクロー)体験、そしてビルマ料理を食べながらビルマ人と交流。
いろいろなビルマ文化を一度に体験できる絶好の機会です。
日 時 | 2010年7月18日(日)18:30~20:30 |
会 場 | 新宿区立戸塚地域センター(高田馬場駅から徒歩1分) (行き方) |
参加費 | 2500円 |
主 催 | NPO法人 日本ミャンマー・カルチャーセンター |
定 員 | 30名 |
問合せ | 03-3980-7152(教室) 090-6934-7154(携帯)※HP告知はこちら |
日 時 | 2010年7月4日(日) 15:30~21:00 |
会 場 | みらい座いけぶくろ(豊島公会堂) ※地図はこちら 東京都豊島区東池袋1-19-1 |
出 演 | [歌手] エインドゥラーチョーズィン、ヘーマーネウィン、ヤザーネウィン、トゥートゥー、Jマウンマウン、チッカウン [演奏] アウンミャットゥッ(key)、チョーミン(g) BACK BAND |
入場料 | 5000円 |
問合せ | 080-3698-7931、080-4146-1357、080-5379-8843 |
昨年4月に続いて今年もビルマ歌謡界のオールスターバンド、IRON CROSS(略称IC)が来日しました。
一種の音楽ユニットともいえるICのボーカルは、ビルマロックのカリスマ、レーピューを筆頭に複数の人気歌手を擁しています。今回来日する歌手は、レーピュー、アゲー、ミョーヂー、ワインワイン、Rザーニーの男性5人と女性がキンポン1人の合計6人。演奏は、バンド設立当初から不動のレギュラーメンバー[チッサンマウン(g)、キンマウンタン(bs)、バニャーナイン(key)、カラン(ds)]。
在日ビルマ人の多くは、たいてい前売りを買わず、当日券で観に来ます。今回は、会場が駅から遠く、ややわかりにくいところにあったせいか、若干の空席が見られましたが、ステージでは熱気に満ちた演奏が繰り広げられました。
日 時 | 2010年5月9日(日) 16:00~20:00 |
会 場 | サンパール荒川(東京都荒川区荒川1-1-1) ※地図はこちら |
出 演 | [歌手] レーピュー、アゲー、ミョーヂー、ワインワイン、Rザーニー、キンポン [演奏] チッサンマウン(g)、キンマウンタン(bs)、バニャーナイン(key)、カラン(ds) |
入場料 | 等席:10000円、一等席:9000円、普通席:7000円 ※座席は全席指定で、チケットはビルマの輸入雑貨店において、あるいは主催者への問い合わせによって、購入できます。また当日は、会場への送迎バスが日暮里駅の東口から出る予定です。 |
問合せ | 03-5907-4332、090-1709-2464、090-5440-6925、090-8308-2440、080-4299-2122 |
今年のゴールデンウィークは、スター歌手たちがビルマから大挙来日します。
第一弾がこの「両手に花のLIVE SHOW」。出演は、ベテラン人気男性歌手のカイントゥーと4人の女性歌手。両手に2輪づつの花、と題されたこの公演に登場する女性陣は、ピューピューチョーテインを筆頭に、男性人気歌手ALEXの妹のシンポン、若手歌手のJENNYとズーズーマウンなど。中でも人気実力の両面でトップクラスのピューピューチョーテインの力強い歌声は一聴の価値ありです。
演奏は、ギターのゾーラッと、このところ来日続きのキーボード奏走者ののオッカーウータ。ビルマポップスの大御所と美女たちの華麗な競演を支えます。
日 時 | 2010年5月2日(日) 12:30~16:30 |
会 場 | Pink Big Pig(新宿区歌舞伎町1-21-1 第二東亜会館6F)※地図はこちら |
出 演 | カイントゥー、ピューピューチョーテイン、シンポン、JENNY、ズーズーマウン、オッカーウータ、ゾーラッ |
入場料 | 5000円 |
問合せ | 090-9345-8850、080-5689-6148、080-3129-8861、090-6515-3754 |
東京でのダヂャンが、昨年と同じ会場の「井の頭公園」で行われます。以下は、主催団体の告知文です。
東京でビルマのお正月を祝う”ダシャン水かけ祭り)今年で19回目になります。本場のビルマでも一番にぎやかなお祭りであることから、在日ビルマ人が多く集まります。当日は、ステージの上で一日中ビルマの歌や踊りが披露されます。お祭り会場ではビルマの食べ物の屋台が並び、お正月に食べる特別なお菓子などもあります。
またビルマの織物や民芸品などの店もあり、ビルマの文化を堪能するひと時となるでしょう。私たち在日ビルマ人のみならず、日本の皆さまにも参加していただけることで今年も続けることができます。これもひとえに皆さまからの多大なるご理解とご支援のもと、この場をかりて心よりお礼を申し上げます。
今年も、会場周辺の桜が満開になる時とかさなると予想されています。皆さま、どうぞお誘い合わせの上、是非ご来場ください。
なお昨年は、食品の取り扱いに制限があり、ビルマの代表的な麺料理といえるモヒンガーが販売できませんでした。そのあたりについては、現在調整中とのことです。
ビルマの年中行事のひとつに2月12日の「連邦記念日」があります。これは、1947年に少数民族の自治権を保障した「ピンロン会議」を祝う日であり、日本で暮らすシャン、カチン、モン、チンなどの少数民族の組織はそれぞれが、この日の前後に「National Day」などを開催しています。
そのうちのひとつとして開催された「チン民族記念日」に、今年はチン民族の人気歌手ソウンティンパーが特別ゲストとして出演しました。
日 時 | 2010年2月21日(日) 18:00~21:20 |
会 場 | みらい座いけぶくろ(豊島公会堂) 東京都豊島区東池袋1丁目19-1(地図はこちら) |
主 催 | チン民族記念日祝典委員会 |
問合せ | 090-3048-8680 他 |
在日シャン人社会における最大のイベントである「シャン州記念日」が今年も行われました。これは、ビルマ独立前の1947年にシャンやカレンなどの少数民族に自治権を保障した「ピンロン会議」に因んだ行事で、本国ビルマのシャン州では毎年2月7日に開催されています。日本ではこの日に近い日曜日に開催されるので、例年本国とは若干日程がずれてしまいますが、今年は日曜日がちょうど7日となりました。
在日シャン人社会では、このシャン州記念日が「政治的な講演会」と「文化的な祝賀会」とに分けて開催されました。
文化的な祝賀会では、来日中のビルマ人コメディアンのモスたちが飛び入り参加で大いに盛り上がりました。
【政治的講演会】
「第63 回シャン・ナショナルデーのご案内」
(主催者による告知からの抜粋)2 月7 日は、私共、シャン民族のシャン・ナショナルデーです。日本におきましても、第63 回目のシャン・ナショナルデーを2 月7 日(日曜日)に開催する運びとなりました。日頃より在日シャン民族民主主義会にご支援・ご協力いただいております皆様と共に、ビルマ民主主義の正念場の年となる2010 年の決意を新たにしたい所存でございます。ご多忙中とは存じますが、ご出席いただきますようお願い申し上げます。
【文化的祝賀会】
「第17 回シャン州記念祝賀会のご案内」
(主催者による告知からの抜粋)この度、日本におきまして、第17 回目のシャン州記念祝賀会を開催致します。当日は踊りや料理など、シャン民族の文化をご堪能頂けます。どなたでもご参加できますので、どうぞお気軽にお越しください。
例年同様、シャン民族の伝統的なお料理をご用意しております。この機会に是非シャン民族の文化に触れてみてはいかがでしょうか。また、シャン料理を寄付したい方、踊りに参加したい方、大歓迎です。どうぞお気軽にご参加ください。心よりお待ち申しております。
日 時 | 2010年2月7日(日) 13:00~15:30・・・シャン・ナショナルデー 18:00~21:00・・・シャン州記念祝賀会 |
会 場 | ●シャン・ナショナルデー 豊島区民センター6階ホール※地図はこちら 東京都豊島区東池袋1丁目20-10 ●シャン州記念祝賀会 板橋区立グリーンホール1階※地図はこちら 東京都板橋区栄町36-1 |
主 催 | ●シャン・ナショナルデー 在日シャン民族民主主義会 SND(JAPAN) ●シャン州記念祝賀会 在日シャン民族文化協会 |
問合せ | ●シャン・ナショナルデー 080-2048-5834、090-3208-9159 090-8508-9279、080-3465-4072 ●シャン州記念祝賀会 03-5273-5774(シャン料理店「ノングインレー」) 03-3367-6535(シャン料理店「マイ・ソン・カ」) 090-3691-8433(サイ・セン・モッ[山田 泰正]) |
公演は無事に実施されました。(※途中で公演が延期された経過はこちら。)
今回、公演がいったん延期されたのは、来日メンバーが、出国当日に空港で差し止められてしまったことが原因だったそうです。出国手続きが円滑に運ぶように予め手はずが整えてあったにもかかわらず、当日、空港の担当官が全員差し替えられてしまった、ということです。ただ、これは政治的な理由ではなく、個人的な事情が関係しているようで、来日については一定の見通しが立っていることから、公演の日程が改めて発表されました。そして、さらに以下のような公演のキャッチコピーも追加され、パワーアップされた内容となっています。
「大都会の東京で2回公演。思いっきり弾けるぞ!」
1回目の公演は、深夜12時が開演時間。かなり大胆な時間設定ですが、本場ビルマにおいてアニェイン公演というのは、通常オールナイトなのです。つまり今回は、より本格的な形で本場に近い雰囲気の中で公演が開催されました。なお、料金について今回は、寄付という形ではなく、金額が定められ、公演の合間に寄付が募られました。
日 時 | 2010年2月6日(土) 深夜24:00~28:00(2月7日の午前0時~4時) 2010年2月11日(木) 19:00~22:00 |
会 場 | 2月6日・・・Pink Big Pig(新宿区歌舞伎町1-21-1 第二東亜会館6F)※地図はこちら 2月11日・・・なかのZero(東京都中野区中野2-9-7)※地図はこちら |
出 演 | モーディー、モス、ミィッター、キンフライン、リンザーニーゾー、モーピェーピェーマウン |
入場料 | 前売り:各4,500円、当日:各5,000円 ※2月6日の公演では、ドリンク代として別途1,000円が必要となります。 |
問合せ | 090-4133-0541、080-4142-9900、080-1194-0993、090-1709-2464 |
【延期のお知らせ】(1月25日)
※2月1日に公演実施の日程が発表されました。
残念ながら公演当日(1月27日)、急遽延期が伝えられました。
ビルマからの芸能人来日公演というのは、常にぎりぎりまで実現するかわからないという実情があります。それは、ビザの問題ではなく、本国からの出国許可が出ないことがしばしばあるからです。過去にそうした経緯から、急遽中止となった来日公演はいくつもあります。
ビルマからの芸能人来日公演は、たいてい、かなり期日が差し迫ってからしか公表されませんが、これはそうした事情があるからです。よってこの種の公演に際して、「出国できるの?」というのは一種の挨拶のようにすらなっています。加えて、日本で主催者に対する横槍もしばしば入るので、告知ポスターに主催者名を明記しないという慣例は、その防衛策となっているのです。
このように、ぎりぎりまで来日の可否がわからないので、主催者も動きが取れず、今回のアニェイン(伝統喜劇舞台)は残念な結果となってしまいました。2008年3月にも、ビルマから「ティーレーディー」という有名な劇団が来日してアニェイン公演を行ったのですが、痛烈な政府批判を展開したため、メンバーは全員そのまま亡命となりました。今回の一件は、これと同様のアニェイン劇団だけに、そうしたことが影響しているのかもしれません。
いずれにせよ、当局から事情説明など一切ありませんので、今後の見通しは不透明ではあります。しかし、主催者は、引き続き公演実現に向けて努力していくということで、以下のように発表しております。
ビルマの伝統的大衆芸能「アニェイン」の公演です。
「アニェイン」というのは、踊りを間にはさんで展開されるコミカルな社会風刺の寸劇で、ビルマで最も人気のある代表的な娯楽のひとつ。ネタは庶民の社会に対する不満や下ネタなどなど。大筋は決まっていても細かな台本などはなく、出演者のアドリブで展開されていくので、時としてどんな内容が飛び出すかわかりません。よって出演者が政府から活動停止処分を受けることもあり、その代表格がビルマでナンバーワン・コメディアンのザガナ。今回の来日メンバーの中ではミッターが、再開後の大学(かつて民主化運動の拠点となったヤンゴン大学は、何回も閉鎖され、現在は再び拠点とならないような無力化された形で再開されている)を皮肉ったことから数ヶ月の活動停止処分を受けています。
今回、来日するのは、モーディー、モス、ミィッター、キンフラインは、いずれもビルマで大人気のトップ級のコメディアン。一種カリスマ的なザガナは来日できませんが、来日する4人の巧みな話術と絶妙なアドリブは正に超一流。ビルマ語がわからなくても、その雰囲気を味わうだけでも一見の価値ありです。
アニェインのもうひとつの見所は、寸劇の合間に登場する踊り子たち。今回来日するリンザーニーゾーとモーピェーピェーマウンもビルマで大人気の女優です。ちょっとお下品な笑いの中で彼女たちの優雅な舞踊が舞台に華を添えます。
なお、この公演は、ビルマ国内の僧院修復などのためのチャリティ公演として開催されます。
日 時 | 2010年1月27日(日) 16:00~20:00(延期) |
会 場 | みらい座いけぶくろ(豊島公会堂) 東京都豊島区東池袋1丁目19-1(地図はこちら) |
出 演 | モーディー、モス、ミィッター、キンフライン、リンザーニーゾー、モーピェーピェーマウン |
入場料 | 前売り:各4,500円、当日:各5,000円 ※2月6日の公演では、ドリンク代として別途1,000円が必要となります。 |
問合せ | 090-4133-0541、080-4142-9900、080-1194-0993、090-1709-2464 |