昨年に続いて、2回目のミャンマー祭りです。
経済界から注目されているビルマですが、日本人にとっては、いぜんとして未知の国。特に若い世代にとって、まったく接点のない縁遠い国と言っていいでしょう。以前ならば、ビルマと言えば、小説『ビルマの竪琴』の舞台として、日本人には幅広く知られていました。しかし、今や、高校生くらいの世代となると、この小説の存在自体を知る者がほとんどいないのです。
未知の国ビルマは、民主化によって注目を集めるようになったとはいえ、それはごく一部での動きにすぎないという実態は昨年からさほど変化がありません。そうした状況を少しでも変えたい、という思いから開催されたイベントです。
今回の企画の中で目玉のひとつと言えるのが、Terakoya Music Festivalと銘打たれたビルマ人歌手の公演。2011年の東日本大震災以後、本国のスターたちの来日公演がめっきり開催されなくなってしまっただけに、このミャンマー祭りでの公演は嬉しい限りです。
今回来日するのは、ビルマポップスの女王メースウィに加えて、女性歌手のメーカラー、男性歌手のゾーパインといった豪華ラインナップ。実力派エンターテイナーたちのステージは、見逃せません。
※公演の詳細についてはこちら
日 時 | 2014年10月18日(土)10:00~20:00 2014年10月19日(日)10:00~16:00 |
会 場 | 増上寺境内(東京都港区芝公園4-7-3 都営地下鉄三田線「御成門駅」または「芝公園」から徒歩3分) 地図はこちら |
主 催 | ミャンマー祭り実行委員会、駐日ミャンマー大使館、公益財団法人浄土宗ともいき財団、NPO法人メコン総合研究所 |
入場料 | 無料 ※「Terakoya Music Festival」は5000円 |
問合せ | 公式ウェブサイトをご覧ください。 |
日本にあるビルマ関係の団体は、在日ビルマ人と協力しながら日本人が運営するという形が一般的です。そんな中で、日本ミャンマー・カルチャーセンター(JMCC)は、在日ビルマ人が主体的に運営する数少ないNPO法人。そんなJMCCが、日本人と協力して行っている活動のひとつに、ビルマ文化紹介と日緬交流を目的とする「まるごとビルマ体験パック」というイベントがあります。
近年、急速に注目されるようになったビルマですが、それでも世間の関心は、1に経済、2に経済、3・4に経済、5に政治。文化については、おまけ程度ですが、つい最近まで全く見向きもされなかったことを考えれば、大きな変化です。
そんなビルマ文化を紹介するこのイベントは、ビルマに対する関心が皆無に近い10年以上も前から、時流に流されることなく地道に継続し、現在に至っています。
マヘーマー所長が、時に挫けそうになりながらも、10年以上に渡って在日ビルマ人と日本人の協力者たちと共に継続し、積み重ねてきた、まさに在日ビルマ人たちの思いが詰まった手作りのイベントです。
今回の収益金は、メイッティラー青年育英公益学校という孤児院へ活動支援金として寄付されます。
※公式HP告知はこちら
日 時 | 2014年7月13日(日)18:30~20:30 |
会 場 | 新宿区立戸塚地域センター(高田馬場駅から徒歩1分) (行き方) |
参加費 | 2500円 |
主 催 | NPO法人 日本ミャンマー・カルチャーセンター |
定 員 | 40名 |
問合せ | 03-3980-7152(教室) 090-6934-7154(携帯) |
ビルマ、タイ、ラオス、カンボジアなどの上座仏教国では、4月に新年を迎えます。その際に開催される「水祭り」は、最も重要な年中行事で、各国において、ダヂャン(ビルマ)、ソンクラーン(タイ)、ソンカーン(ラオス)、ボンオムトゥーク(カンボジア)などといわれています。
東京での水祭りは、もともと在日のタイ人やビルマ人が共同で開催していました。しかし1993年から、それぞれが単独で催すようになり、以来、ビルマの東京ダヂャンはその延長線上で現在に至り、今年で23回目となります。
“最後のフロンティア”として注目され、もてはやされているビルマは、民主化によって多くの点が改善されました。しかし、いまだに好転しない、あるいは民主化の影響でむしろ悪化しているといった状況も見られます。とりわけ、宗教問題は深刻です。
今年の東京ダヂャンでは、在日ビルマ人舞踊団のミンガラードーが、毎年恒例の「タンヂャッ(世相を風刺する囃子唄)」で、こうした問題を取り上げるようです。
「ウィラトゥー師の女性舞踊」のリハーサル
・・・・・ウィラトゥー師が
頭のイカれた連中を煽って、
国を壊す為に出て来た
燃えちゃえミャンマー
こいつらが煽った・・・・・