ミャンマーは多民族国家であり、そのことは日本のミャンマー人コミュニティにも反映されており、主要な少数民族はそれぞれの組織を結成して活動しています。中でもシャン民族は30年近くに渡って毎年大きな行事を開催しており、12月に行われるシャンの新年会はそうした行事のひとつ。年によっては、本国から有名歌手を招聘して開催することもあります。
今年の会場は、ミャンマー仏教の僧院がある中板橋の地域センター。ここは、ミャンマー僧の法話会などが行われることが多く、なじみの場所と言っていいでしょう。大勢の在日シャン人たちが料理を持ち寄って楽しく開催されます。
日 時 | 2019年12月1日(日)17:30~21:00 |
会 場 | 仲町地域センター ※地図はこちら (東京都板橋区仲町20−5) |
主 催 | シャン民族文学・文化協会 |
中板橋でミャンマー僧院を運営する「ミャンマー文化福祉協会(MCWA)」が、新たな僧院を和光市に建立しました。それに際して、ビルマ歴4月(ワーゾー)に行う安居入りの僧侶へ袈裟を寄進する会が以下の時程で催されます。
11:00~12:00・・・施食
12:00~13:00・・・参加者の食事
13:00~13:30・・・袈裟の寄進
13:30~ ・・・説法
Facebookのミャンマー文化福祉協会のページには、場所が以下のリンク先に詳しく掲載されているので、行かれる際にはご覧ください(写真をご覧ください)。※詳細はこちら
日 時 | 2019年7月14日(日)11:00~ |
会 場 | テラワダ・パリヤッティ僧院 ※地図はこちら (埼玉県和光市新倉2丁目27−18) |
6月19日はアウンサンスーチー氏74歳の誕生日です。それに先立つ16日、誕生日を迎えるにあたって、在日ミャンマー人に向けてのサトゥディタ(饗応)の会を催します。場所は高田馬場駅前のロータリーにある平和の女神像周辺。4月21日に千本桜広場で開催された会と同様のお食事を振舞う会です。
日 時 | 2019年6月16日(日)16:00~19:00 |
会 場 | BIG BOX前の公園(高田馬場駅前)※地図はこちら |
ミャンマー本国では4月13日から4日間に渡って最大の年中行事「ダヂャン(ティンヂャン)」が行われています。これは、テラワダ仏教(上座部仏教)の国において水かけ祭りとして知られている新年を迎える行事で、4月17日が元旦となります。在日ミャンマー人コミュニティーでは、この期間を中心に、関連行事が毎週日曜日に行われています。
4月21日は、日比谷公園、戸山公園に続き、3つ目のダヂャンが小松川千本桜の広場で行われます。
ただこちらの会は「在日ミャンマー人の第2回新年饗応の会」と銘打たれており、下記の次第を見ると、ダヂャンにちなんで、料理を盛大に振る舞う、というのが主旨のようです。
11:00~13:50 饗応(サトゥディター)の布施
13:50~14:00 記念写真撮影
14:00~14:30 清掃
14:30~15:00 ダヂャンの水かけ遊び
振る舞われる全ての料理は、この会の呼びかけで在日ミャンマー人から提供されたもの。その数、何と3000食。提供の単位は50食~。Facebookのグループページからの呼びかけでいろいろな料理が集まってきており、その中には、料理店のメニューにはないような家庭料理(下の写真参照)があり、ビルマ料理の奥深さをこんなところでも感じることができます。
なお、この会で振る舞われるさまざまな料理については、参加者が食べたいものを自分で選ぶのではなく、くじ引きで3~4種類の料理が割り当てられるという按配です。ちなみに酒類はありません。
そして、この会のプログラムには「写真撮影」の時間が予め組み込まれています。これはとても重要。ミャナンダーと大写真大会のないミャンマー人のイベントなどありえません。ゆえにいちいち催しのスケジュールに入っていないことが珍しくありませんが、そこではたいてい20~30分が費やされます。その結果、予定通りに進行せず、おおらかに終了していくということがよくあります。しかし今回、この会では予定として10分間の枠が確保されています。それによって会がどのように進行していくかも、ちょっと気になるところです。
プログラムの最後では、本来のダヂャンに欠かせない「水かけ」が行われます。この饗応の会は、ダヂャンの一環として催され、短時間ながら水かけが本来の趣旨通りに行われるようです。よって実行委員会からのお知らせとして、以下の内容が発信されておりますので、ご注意ください。
「着替えの服と下着をご用意ください。」
日 時 | 2019年4月21日(日)11:00~15:00 |
会 場 | 小松川千本桜の広場 地図はこちら ※都営新宿線「東大島」下車 東京都江戸川区小松川1丁目7 |
参加費 | 無料 |
情 報 | ဂ်ပန္ေရာက္ျမန္မာတို႔ရဲ ့ ႏွစ္ဦးစတုဒိသာ(在日ミャンマー人の新年饗応の会) |
今年も東京でのダジャンは複数回開催されます。
●28th TOKYOダジャン祭り(4月7日)
「第28回ファミリー・ダジャン祭り」と銘打たれた今年の東京ダジャン。ダジャンのようなミャンマー最大の年中行事の場合、大きな組織の後援で開催されることがよくあり、このTOKYOダヂャンも2016年においては企業や自治体などの後援で開催されました。今年の「ファミリー・ダジャン」というのは、そうした組織が支援する形ではなく、在日ビルマ人たちが家族のように協力して行うダジャンという意味合いが込められているようです。
●ミャンマーお正月ダジャン祭り(4月14日)
こちらのダジャン会場となっている戸山公園は、リトルヤンゴン高田馬場の近くにあり、普段から地域の外国人住民たちがスポーツに興じたり、国際交流的な行事が行われたりする開放的な場所。在日ミャンマー人コミュニティーで開催される東京ダジャンです。
(主催者より)
今年も、東京近辺に住むミャンマー人の仲間たちがダジャン(ミャンマー正月)のお祭りを行うことになりました。私たちがこのお祭りを東京で行うようになってからもう20年以上になります。
ボランティアの在日ミャンマー人たちが、コツコツと準備してきた「手作りの」お祭りです。
日本人の皆さんも是非ご参加ください。会場で、ミャンマーの歌や踊り、そして食べ物を楽しんでみてください。
ダジャンが、私たちミャンマー人と日本人の出会いの場所になるといいな、と思っています。